研修指導医より

外科研修の特徴

外科医師:山岸 文範

 消化器外科では、肝胆膵系の疾患に対するmajor surgeryが多いことと、腹腔鏡下大腸切除術、ESD症例が豊富であることが特徴としてあげられます。
 研修医が実際に執刀経験をおこなう機会の多いヘルニア手術は年間50症例以上あります。
 肝胆膵手術症例は高度な術後管理を要求されることが多く、鎮痛、合併症などへの基本的な対応を学ぶことができます。またヘルニア手術が多いことは縫合手技、切開などの技術を十二分に学ぶことができることを意味します。腹腔鏡下手術、内視鏡手術は次世代の標準治療になってきていますが、実際の手技を見て経験することができるのは、研修医の将来につながるでしょう。
 選択科となる整形外科では人工関節を得意としており、多数の手術が行われています。骨折の治療も多く、研修医が学ぶ整形外科的なプライマリー分野の疾患には事欠きません。眼科ではレーザー手術を中心に年間数百件行われており、耳鼻科では遠方からの患者も多いことから日帰り、短期間入院の手術が多く行われておりそれぞれ特徴を出しています。
 これらの手術の麻酔は富山県立中央病院の麻酔科トップを務めていた医師が行っています。
 研修に際してその実効性を下げてしまう、いわゆる雑用対策には、早くから医療クラークが導入されています。彼女たちは研修医の強い味方です。
 この環境の中で、十二分な研修を経験することができるはずです。皆さんの参加を期待します。

内科診療について

内科医師:中田 直克

当院は、地域医療を担う病院であり、内科は、一般内科として幅広い内科的疾患に対する診療を病棟、外来ともに行っております。
 自分が初期対応にあたった患者に対し、関わりを絶つことなく退院の日まで診療することが普通に行われています。また、循環器・腎臓・消化器・内分泌の専門医を有しており、一般内科の診療と並行して心臓カテーテル治療、透析用シャント形成術、消化管内視鏡治療も行っています。
 また、高齢者が多いという地域特性のため、急性期疾患が治癒した後も寝たきりとなることが少なくありません。そのため退院の際は、認知症、経口摂取が困難、介護困難などの問題に関し多職種で相談し、自宅介護または、老人病院や介護施設への転入といった退院後の生活をどうするか相談していくことになります。また、終末期においては最期まで診療するケースも多々あります。
 内科全体での抄読会とケースカンファレンスは月に1回行われます。看護師・放射線技師・臨床検査技師などの医療スタッフとの関係も良好で、医師にとって仕事がしやすい環境にあります。また、中規模病院であるがゆえ、他科との垣根が低く連携も容易です。
 急性期医療の大切さもさることながら、慢性疾患を有する地域住民のための医療について一緒に考え、一緒に実践してくださる方を私たちは歓迎します。

 

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新潟県厚生連 糸魚川総合病院
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