放射線科Radiology

地域医療に求められる画像を安全に、安定的に、安心とともに提供します

持続可能な開発目標(SDGs)17項目のうち、3項目目では「すべての人に健康と福祉を」~あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する~とあります。これを達成するために放射線科では、診療に役立つ良質な画像を提供し続けるために、装置の計画的な更新や保守点検および人材の教育・育成に力を入れています。

放射線科としてこれからも地域医療に貢献できるような画像を継続的に提供し続けるため、患者さまに寄り添い、安全に安心して検査を受けていただけるようスタッフ全員で取り組んでいきます。

SDGs:3 すべての人に健康と福祉を

おもな業務

画像診断(読影)について

CT検査やMRI検査等で得られる画像については、臨床医の他に専門医(放射線科医師)による画像診断(読影)が行われることがあります。当院には常勤の放射線科医師はいませんが富山大学附属病院放射線科医師らとの連携体制をとっています。

線量管理について

放射線科では法令改正に基づきCT検査や血管造影検査等について、1回の検査ごとに患者さまの医療被ばく線量を記録保存し管理しています。得られた情報を定期的に検証することで、患者さまや医療従事者の被ばく低減に向け、安全で適正な検査が施行されるように調整・改善に努めています。

放射線科で行われる検査についての注意事項

放射線検査の一般的な注意事項

放射線科で行われる検査では脱衣や更衣のご協力をお願いすることがあります。厚すぎる衣服は高精度の検出器によりシワまでも鮮明に写ってしまい画像が見づらくなることがあり、また撮影領域内にボタンやファスナー、湿布などがあると障害陰影となり、これに隠れた病気などの大事な情報を見落とす可能性があるためです。検査部位に合わせた検査着を用意しておりますのでお気軽にお申し付けください。

CT検査の注意事項

  • 撮影領域内の金属類等については可能な限りお外しいただいております。
  • ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)の方、持続血糖測定器を装着されている方は検査をお受けできないことがあります。予め検査申込時に医師やスタッフにお伝えください。

MRI検査の注意事項

MRI検査では強力な磁力を利用しています。撮影領域の内外問わず、体内外の金属類等によっては画像に悪影響を及ぼすばかりか、発熱など安全性を脅かすことがあります。このため検査申込時と検査直前に、ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)、持続血糖測定器の他、手術歴や身の回り品の金属類等に関する問診を行いますのでご協力をお願いします。検査室への入室前には外せる金属類等を撮影領域内外問わず可能な限りお外しいただきます。

造影剤を使用する検査の注意事項

CT検査やMRI検査、血管造影検査等では、より詳しい情報を得たり、より確かな画像診断を行うために造影剤を用いて検査をすることがあります。検査のためのお薬ですのでどなた様にも合うように作られておりますが、体質やその日の体調によっては痒みや咳、くしゃみ等アレルギー様の症状が出現することがあります。安全に検査を受けていただくために、血管から投与される造影剤を用いた検査を対象に同意書を頂いております。説明をよくお聞きいただき、問診にお答えの上同意書への署名をお願いします。なお、CT検査とMRI検査で使用する造影剤は種類や注意点が異なるため、それぞれ別の同意書を頂いておりますのでご協力をお願いします。

キャノンメディカルシステムズ社製CT装置(2021.2更新)
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富士フィルムメディカル写社製マンモグラフィー装置(2023.1更新)
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