糸魚川市在住の中学生から、インタビューに答えるようお願いされました。彼女は中学校の総合の時間で、眼科医について調べているそうです。インターネットの情報だけでなく、実際に現場で働いている眼科医にお話を聞きたいとのこと。生徒達の学校生活のために、どうかご協力お願いしますとのことでした。質問は4つ。
Q1 仕事をしていてやりがいを感じるときはどんな時ですか。
Q2 仕事をしていて大変なのはどんな時ですか。
Q3 なぜ眼科医になりたいと思ったのですか。
Q4 最後に大人へと向かう私達に一言お願いします。
眼科医に関心を持ってくれて、嬉しいですね。そこで私は順にお答えさせていただきました。以下の通りです。
A1 私の夢は、眼科外来を笑顔でいっぱいにすることです。私が目の手術をさせていただき、見えるようになったと患者さまから喜んでもらえた時、本当に嬉しいです。患者さまの笑顔、そして一緒に働いてくれている眼科スタッフの笑顔は、私の心の太陽です。
A2 1日に100人以上の患者さまが、眼科を受診される日もあります。私はお昼ごはんも食べず、水も飲まず、トイレも我慢して働いています。「まだか!」「遅い!」「バス時間に間に合わない!」患者さまからお叱りを受けた時、大変です。
A3 子供の頃、近くの眼科クリニックに行った時、待合室の壁にかけてある眼の断面図の大きなパネルにひきつけられました。眼はまるで天体のようで、神秘的。眼科へ行って、眼のパネルを見るのが楽しみになりました。それが眼科医になったきっかけでしょうか?
A4 大人へと向かう皆さん、それぞれ将来の夢があると思います。なりたい自分を目指して、夢を本気で信じて下さい。
質問への答えが、次世代へとはばたく中学生の皆さんの、お役に立てば幸いです。ではここで、視点を変えて。長年競技ダンスのカップルを組み、試合で負けても挑戦し続けてきたうちのリーダーに、改めてインタビューしてみましょう。ワクワクしますね。質問は3つ。
Q1 社交ダンスを始めた動機は何ですか。
Q2 なぜ競技選手になったのですか。
Q3 ダンスのパートナーとして、私を選んでくれた理由を教えて下さい。
答えは以下の通りです。
A1 女の人と手をつなぎたかったから。
A2 僕もあんな風に踊りたい! 競技選手の踊りを見て、カッコいいと思ったから。
A3 女なら誰でも良かった。
☆インタビュー、オトナが本音を語るのは、とても勇気がいることです。
著者名 眼科 池田成子