先月、統一全日本プロラテンアメリカンチャンピオンの嶺岸昭志先生、三輪恭子先生の技術講習会を受けてまいりました。会場は月岡温泉、ホテル「清風苑」。実は4年前も同会場にて、自分達は嶺岸先生のレクチャーを受けさせていただきました。ここで、ボールルームダンスに馴染みのない方へ。嶺岸先生、三輪先生といえば、8年連続全日本10ダンスチャンピオン、世界10ダンスグランドファイナリストという、ダンス界では凄い実力と肩書きをお持ちの先生なのですよ。
うちのコーチャー(男先生)による開会のあいさつ、本技術講習会ではダンスの神髄をご教授していただけるとのこと。休憩をはさんで約2時間のラテン・スタンダードの講習会が行われました。まずは、外国人選手と日本人選手の違いについてのお話。フロア入場の時から、すでに日本人は『立ち』で外国人に負けているそうです。外国人選手はフロアに出た時、喩えるとビールをコップに注いで泡が溢れそうになり、「飲まなきゃいけない!」というギリギリまで引っ張って立ちの姿勢をみせて、それからあいさつ(パフォーマンス)をするのに対し、日本人選手はビールがコップいっぱいになる前に動き出してしまうとか。日本人選手、せんえつながらアマチュアの下のクラスである自分達を引き合いに出してみましょう。新潟県選手権で背番号と名前が呼び上げられました。手をつないでトコトコと2人は嬉しそうにフロアへと入場、そこでいきなりペコリ。(まるで園児のおじぎ?)
講習会では『ダンスの神髄』をレクチャーしていただきました。嶺岸先生はタイツのようなスボンをはいてくれていたし、三輪先生はミニのラテンドレスだったので、『脚』の動きがよく分かるのがありがたい。
「ラテンの表現は、何でもありはいけません。」
「ラテンもスタンダードも同じ、ペンデュラム・スウィングです。」
「ラテンは真逆の動き…。」
ムズカシイ…。でも、『目からうろこ』。嶺岸先生、三輪先生、ありがとうございました!(笑)
講習会の後は、お楽しみのダンスタイム。ミキシングでは男子と女子は向かい合って、各々一列に並んで待ちます。誰と当たるでしょうか。ワルツやタンゴ、ルンバやチャチャチャの曲が順に流れています。自分の後ろには、うちのコーチャー(女先生)が立っていました。
生徒:「サンバが鳴ったら、どうしましょう。競技の足型しか踊れません。」
コーチャー:「後ろの椅子に座りなさい!」
生徒:「はいっ!」
パーティーでは、エクセレントダンサーズ新潟県支部の先生がお相手してくれて、薔薇色のダンスでした。ありがとうございます。踊った後は、ごほうびに温泉が待っていました。月岡温泉といえば、『美人の湯』。タオルをもらって、自分も入りました。お湯につかり、手足を伸ばし腹這いの姿勢になってプカリ。分刻みで仕事とダンスに追われている目まぐるしい日々。最後に温泉に入ったのは、いつのことだったでしょう…。そう、それはちょうど4年前。しかも、ここ月岡温泉。嶺岸先生の技術講習会を受けた日のことでした。(笑)
★ Take-Home Message
ビールがコップいっぱいになってから、Go!
著者名 眼科 池田成子