マイバッグは、軽いし場所をとらないというメリットがありますが、安定性や商品の取り出しやすさを考慮すると、マイバスケットにはかないません。大根をまるごと一本購入、さらに卵を1パック、りんごやキャベツも一緒にマイバッグの中へ入れてお買い物から帰宅。バッグの中は安定性悪い? 振動で卵の殻にヒビが入っていることがあります。また、お惣菜の入っているパックを持ち運びの際に傾げてしまい、お惣菜の汁がバッグの中でこぼれていることもあります。それらを考慮すると、バスケット派の方が圧倒的に多いことに頷けます。
この便利なショッピングバスケットは、スーパーでのお買い物のみならず、通勤にも利用されています。うちの病院では、マイバスケット持参で出勤する若いドクターを見受けます。今風のスタイルでしょうか? 軽いし容量はあるし、収納しやすい。しかもさっと取り出せて機能的ですよね。本やファイルを持ち運ぶのにも便利です。自分が研修医で大学病院に勤務していた頃は、医師達は重そうな革製のカバンで出勤していました。それがいつしか軽いリュックサックへ、そしてマイバスケットへと時代の変遷を感じます。
ここで、ボールルームダンスの競技選手なら頷いていただけますよね。競技会場への移動は、とにかく荷物が多いです。燕尾服・競技用ドレスにシューズ、スタンドに椅子、メイクに小物、ドリンクにお弁当、さらにビデオカメラや三脚など。
「敵は荷物!」
世界ラテンチャンピオンのリカルド・コッキが、かつてそうつぶやいていたそうですね。ショッピングバスケットは、ついに競技会場へも進出いたしました。先般開催されたダンスの競技会にて、マイバスケット持参で参加している選手を見ました。キャリーバッグではないのですよ。マイバスケットを台車に載せて、颯爽と会場入り。マイバスケット、ダンス界においても流行るアイテムとなるでしょうか?(笑)
☆ マイバスケット、中身まる見え! 恥ずかしかったら、風呂敷かぶせる?
著者 眼科 池田成子