社交ダンス物語 337 12月のお楽しみ

コラム

 皆さま、こんにちは。糸病眼科の池田です。いよいよ12月に突入いたしました!12月のお楽しみといえば、皆さまにとって何でしょうか? 忘年会、ボーナス、冬休み、孫に会える、クリスマスに大晦日…。そうですね(笑)。私にとって、12月のお楽しみは『蜜リンゴ』です。蜜の入った美味しいリンゴの旬は、11月下旬から12月下旬あたり。ちなみに、リンゴの蜜はソルビトールという葉の光合成によって作られる物質だそうですね。この物質は、成長段階において葉から軸を通ってリンゴの果実内へ運ばれます。ソルビトールは果実の中でリンゴ本来の甘味である「果糖」などの「糖」になるそうですね。リンゴが完熟すると、ソルビトールは糖分に変換するのをやめてしまい、そのままの状態で蓄積されます。これがリンゴの『蜜』の正体だそうですよ。

 リンゴは寒くなればなるほど、蜜が入り美味しくなる冬の果物。ここで、リンゴにまつわるエピソード。自分たちチビ・ハゲカップルは、関東甲信越ブロックのダンスの競技会は、車で移動いたします。新潟、長野、埼玉、山梨、群馬県大会は当日の早朝に出発します。千葉、茨城、栃木県大会は前泊します。コロナ前の後期・栃木県大会に向かう途中のこと、高速道路の横川のサービスエリアで、リンゴ(品種は秋映)が販売されていました。見事に大きくて、色艶も良し。フルーツ好きのリーダーはゲット。(観光地料金?高すぎ!1個だけ購入) 栃木のホテルへ到着して、チェックイン。そして、フロントにて…
リーダー:「包丁を貸して下さい。」
フロントは、一瞬フリーズ。
フロント係:「何に使われるのですか?」
リーダー:「リンゴを切りたいので。」
フロント係:「こちらでお切りいたします。」
ホテルは客に包丁を貸してくれません。そこで、リンゴをフロントへ預けることに…。

 お部屋のドアがノックされました。ホテルのスタッフが笑顔で立っていました。
「立派なリンゴですね。」
丁寧に皮がむかれたリンゴが、お皿に盛付けられていていました。それを受け取ったリーダーは、作り笑顔もとい泣き笑顔です。(競技ダンスと同じ?)
リーダー:「リンゴ、まる裸だ!」
実はうちのリーダー、リンゴは『皮』が『命』。くし型にカットしたリンゴを皮付きのままパリンとかじるのが、リーダー流の食べ方。『皮』といえば、自分が親しくさせていただいている女医さんも、鶏料理店ではもっぱら鶏皮をオーダーしていました。鶏で一番美味しい部分は、『皮』とおっしゃって。ダンスA級の先輩も然り。ご主人が残したお弁当の鮭の皮を、嬉しそうに食べていましたね。焼き魚の醍醐味は『皮』にあるそうです。

 テーマ『12月のお楽しみ』がリンゴに始まり、『皮』へと脱線していました。自分もダンスの競技会では、皮をかぶっています。踊り出したら、化けの皮が剥がれます。(苦笑)話をリンゴへ。リンゴが蜜入りするのは完熟した状態です。そのため、あまり日持ちしません。蜜リンゴを美味しく楽しむ際は、新鮮なうちに食べましょうね。そろそろ、締めくくりたいと思います。12月はワクワクするお楽しみがいっぱい詰まっているマジカルな季節です。自分にとって、クリスマス・ダンスパーティーもそう。一年を通してダンスパーティーの中では、最も華やかで盛り上がるのではないでしょうか? コロナ前のクリスマス・パーティーでは赤いドレスを着て、サンタの赤い帽子をかぶり、クリスマスソングに合わせてサンタになった気分で踊っていました。今年こそ参加したいですね。12月、バンザイ! 皆さま、『旬』を大いに楽しみましょう。(笑)

著者名 眼科 池田成子