読者の皆さま、人間ドックを受けておられますか? 自分は毎年受けております。ドックの前日はお酒や脂もの、甘い物をひかえます。えっ? もう手遅れですって?(苦笑)身体計測でお腹周りを測られる時は、みぞおちをうんと引き上げて、まさにルンバの正しい立ち姿勢。(笑)自分にとって胃カメラは拷問そのもの。ピロリ菌はいないし、昨年受けたから今年はパスさせてちょうだいと拝みます。(往生際の悪い医者?) 脳ドック、そんなものこわくて受けられません。(アルコールで、脳みそスカスカ?)乳がん検診、自分はペチャパイだから大丈夫?(男性でも乳がんになります。)血圧測ったら、150。(ラーメン、食べちゃダメなの?)血液検査では、カリウムとコレステロールの値はアンビリーバボー!!(お前はもう死んでいる?)
「年をとったら、食べて良いものと、食べてはいけないものがある。」
これは母の同級生の美容師さんの金言です。現在81歳で現役、バリバリ働いておられます。子供の頃から私はお世話になっています。食べて良いもの悪いもの、当時20代だった自分は、この言葉に衝撃を受けました。50代ともなれば、うんうんと頷けます。
「豚肉は湯がいて、余分な脂を落としてから使うの。」
美容院へ行けば、食に関するワンポイントアドバイスをいただきます。市販品のスイーツはNGとのこと。材料を厳選して、ご自分で作るそうです。毎回、お手製のヘルシーなおやつを出してくださいます。健康のため砂糖と油分は控え目、それで口当たりよく美味しさを追求しているそうですよ。スイーツにお豆腐やマシュマロを上手に使うと良いらしいです。チーズケーキにヨーグルトケーキ、たい焼きに、くるみのケーキなど、デリシャス!(笑)
食べて良いもの、悪いもの。ちなみに栄養士さん達が決して口にしない7つの食べ物とは、1)ダイエットフード、2)炭酸飲料水、3)ケチヤップ、4)サラミなどの加工肉、5)硬化油を含む食品すべて、6)中華料理のテイクアウト、7)マーガリン、だそうですね。(コスモポリタン イギリス版による)ところで、硬化油って何? 普段は聞き慣れない言葉です。調べてみました。硬化油(こうかゆ)とは、高温かつ高圧力で油に水素を添加することで、液体の油を固形化したもの。マーガリンや石鹸がそうだそうです。栄養士さんによると、硬化油を含む食品を消費することは、プラスチックを消費するのと同じくらい体にとって不自然なことだそうですよ。なお、サラミやフランクフルト、ソーセージのような加工肉には、添加物や人工着色料、トランス脂肪酸が含まれており、こうした原料はほとんど栄養のないカロリーを摂取するに等しいそうです。
食べて良いもの、悪いもの。横浜在住のリーダーの叔母さんは、ボールルームダンスのプロの先生。(第160話)かつてリーダーは、叔母さん宅に泊めてもらったことがあるそうです。朝ごはん、何が出るかな? ワクワクしながら待っていたら、チンという音が聞こえてきて、出された朝ごはんは3品。コーヒーとロールパン、そしてブロッコリー。パンにはマーガリンもジャムもなし。レンジでチンしたブロッコリーには、ドレッシングもマヨネーズもなし。お塩が少々ふりかけてあるのみ。
「これが、うちの定番の朝ごはんよ。」
叔母さん、ニッコリ。さすがプロ競技選手、ストイックな食生活です。美と健康に関する意識はスゴいですね。だからこそ20年前のプロ・アマミックスコンペで(第260話)、当時50代女性が堂々とヘソ出しルックで、若い男性(甥っ子こと、うちのリーダー)とラテンを競演できたのですね。しかも、スカートではなく、セクシーなパンツ姿で。ステキ! キャッツも脱帽? これって、古すぎ?(笑)
☆ああ中年、食べて良いもの悪いもの。食べちゃいけないものほど、魅力的!(涙……笑)
著者名 眼科 池田成子