社交ダンス物語 311 田舎人、スーパーを楽しむ

コラム

 皆さま、こんにちは。糸病・眼科の池田です。新型コロナの新規感染者数は減少しているとはいえ、医療従事者として気を抜けません。憧れの東京や神戸、福岡の学会も現地での参加は自粛。学会はハイブリッド、オンラインで参加しております。高速道路でプチ遠出すると、デパート(富山大和)があります。ここ田舎には、デパートはありません。デパートでのお買い物、憧れです。でも、田舎人は臆病です。コロナがコワいので、デパートへ行くこともできません。そんな田舎人のささやかな楽しみといえば、地元のスーパーで、お買い物を楽しむことでしょうか。(笑)

「今日は、何を食べようかしら?」
1日の仕事を終えて、自分へのご褒美。田舎人は、ワクワクしながら地元のスーパーへ向かいます。
「シャキシャキの、レタスが食べたい!」
真っ先に野菜売り場へ向かいました。『お買得品』と書かれたレタスの値札の前で立ち止まり、田舎人はしばし考えます。まるでロダンの考える人? 長野県産のレタスが一個518円。レタスの隣には、サニーレタスがありました。こちらも一束518円です。ちなみに、キュウリ一本が200円。(アンビリーバボー!)

 天候不順で野菜の値段が上昇。その日、田舎人は青い野菜を買うことをやめました。そして、もやしを購入。それから肉のコーナーへ行きました。
「今夜はもやしと、お肉のしゃぶしゃぶにしよう。」
ところで皆さま、しゃぶしゃぶのタレは、何がお好みですか? ポン酢だれや、ゴマだれも良いですね。私はあっさりお塩です。塩といえば、料理にこだわる私の知人は、食材に合わせて10種類の塩を使い分けているそうですよ。自分の場合、塩といえば味の素のアジシオだけ。高価なお塩でお肉をいただいたら、もっと美味しくなるの? 塩の商品棚へ向かいました。するときれいなピンク色の岩塩が目に入りました。ラベルのキャッチコピーは、『1億5千万年前の恵み…』アメリカ産です。ステキ! うっとりしながら最後まで、ラベルに目を通しました。賞味期限2023年3月27日。
「え“?」(アンビリーバボー!×2)

 塩に賞味期限はあるの? 田舎人は慎重です。賞味期限のついているお塩はコワいので、いつものアジシオで肉を食べることにしました。それから田舎人は、スーパーをはしごして、エキサイトしました。(コロナというのに、けしからん?)ダンスと同じ、田舎のスーパーには、それぞれの顔があります。別のお店のフルーツのコーナーには、国産のりんごが1個198円。そのとなりに、ニュージーランド産の輸入りんごが並んでいました。1個38円。
「アンビリーバボー!×3」
興奮しますね。皆さま、どちらをご購入なさいますか? 私は両方を購入しました。コロナで海外旅行へも行けませんよね。おうちで『日本vs ニュージーランド』。りんご対決も乙なものです。(笑)

 新しいものはないかしら? 何かワクワクするものはないかしら? コロナ禍で、田舎のスーパーはダンスホールと同じです。ハッとさせられる楽しい所ですね。視点を変えると、ワクワクすることが、どんどん発見できますよ。スーパーでは、お客さんの購買意欲を高めるリズミカルなBGMが流れています。社交ダンスの曲が多いですね。その日はベニーズワルツの曲でした。コロナで今年の秋のダンスの大会も中止。
「ベニーズワルツ、最後に踊ったのは、いつだったかしら…。」


☆リーダー君へ。腰が良くなったら(第310話)、一緒にダンスを踊りましょう!

著者名 眼科 池田成子